去年の11月、紅葉シーズンに黒川温泉へ行ったんですが、正直めちゃくちゃ宿選びで失敗しました。最初に見つけた宿を「もうここでいいや」と勢いで予約したら、同じプランが別の予約サイトで3,200円も安かったんです。チェックインして部屋の廊下で奥さんに白状したら、しばらく口をきいてもらえませんでした。この悔しさをただの愚痴で終わらせたくなくて、あらためて黒川温泉の宿の選び方と、予約サイトの使い分けを整理してみました。
黒川温泉、ぶっちゃけどのエリアに泊まるべきか
黒川温泉は「ひとつの旅館=ひとつの村」という思想で街ぐるみで景観を作っていて、エリアを細かく分けても意味がないんじゃないかと行く前は思っていました。でも実際に歩いてみると、川沿いの宿と高台の宿では全然印象が違うんですよね。川沿いは湯めぐりに便利で、夜の散歩も楽しい。高台は静かで、星が本当によく見えます。
私たちが泊まったのは川沿いの老舗旅館で、食事処まで移動せずに済むタイプ。夜中に温泉街をぶらぶらするなら圧倒的にこっち派です。
泉質の話|黒川の湯って実際どう?
黒川温泉は泉質のバリエーションがとんでもなく豊富で、公式サイトには「黒川の湯は全部で8種類ある」と書いてあります。実際に3軒ほど入湯手形で回ったんですが、同じ温泉街なのに匂いも色も全然違う。硫黄の匂いが強い宿、ほぼ無色透明でぬるっとした湯、鉄分っぽい茶色い湯まで。
個人的に一番気持ちよかったのは夕方の露天風呂で、秋の冷たい空気と湯気のコントラストが忘れられません。上がった後、1時間くらい体がぽかぽかしていて、普段の温泉とは違う感覚でした。
宿選びで迷ったらここを見る
何軒も比較していて気づいたんですが、黒川は「部屋の広さ」より「露天の種類」と「食事の量」で選んだ方が満足度が高いです。特に夕食。旅館によって品数も内容も本当にバラバラで、同じ価格帯でも差が激しい。
川沿いエリア — 賑やかで湯めぐり向き
夜の散歩と食べ歩きを楽しみたい人向け。夕食後に近くのカフェでプリンを買って食べ歩くのが定番コースらしいです。
高台エリア — 静けさ重視
とにかく静かに過ごしたい人、カップル、記念日向け。私の友人はプロポーズで使っていました。
じゃらん・楽天・一休、結局どこで予約するのが正解?
今回私が3,200円損したのは、最初に開いた予約サイトで即決したからです。ちゃんと比べたら本当に全然違ったので、表にまとめました。
| 予約サイト | 強み | 弱み | こんな人向け |
|---|---|---|---|
| じゃらん | ポイント還元+定期クーポン | 高級宿が弱い | コスパ重視 |
| 楽天トラベル | 楽天スーパーセール時が最強 | 通常時は普通 | 楽天経済圏の人 |
| 一休.com | 高級宿の在庫とタイムセール | 安宿は少ない | 記念日・上質志向 |
自分の場合は、平日の普段使いはじゃらん、記念日は一休、楽天セールの月は楽天という使い分けに落ち着きました。黒川クラスの宿なら一休のタイムセールを先に覗いてから、じゃらんと楽天で同プランを比べるのが一番損しないと思います。
行く前に知っておきたかったこと
紅葉シーズンの黒川は本当に混みます。私が行った11月の土曜は、16時の時点で駐車場待ちの車が列を作っていました。できれば金曜入りか、14時までに到着するスケジュールにした方がいいです。
あと入湯手形(1,500円で3軒回れるやつ)は絶対に買った方がいい。宿の露天だけで満足するのは黒川ではもったいないです。木札のデザインも可愛くて、家に帰ってからも記念に取ってあります。
初日の道中から、もう予兆はあった
余談なんですが、私が黒川で予約サイトをちゃんと比較しなかった理由は、道中でスマホの充電が切れかけていたせいでもあります。福岡空港から阿蘇くまもと空港に飛んで、レンタカーで黒川まで2時間。カーナビを使いながらBluetoothで音楽を流して、気づいたらバッテリー残量18%。「宿の予約だけ先に済ませちゃおう」と焦って、最初にヒットしたサイトでポチッと。今思えば、あの18%が私の3,200円を奪った犯人です。
黒川温泉の入口、田の原川に差し掛かった瞬間、車内が「うわぁ」という声で満たされました。紅葉の盛りで、川沿いの木々がオレンジと黄色で燃えるようだった。妻のテンションはピークだったので、私はまだ予約のミスに気づいていませんでした。
入湯手形で湯めぐりした話
黒川に来たら絶対に買うべきなのが入湯手形。1枚1,500円で、加盟旅館の露天風呂3か所に入れます。木製の小さな札に旅館のシールを貼っていくタイプで、お土産としても優秀です。
私たちは到着した日に2軒、翌朝に1軒回りました。1軒目は洞窟風呂で有名な宿で、湯船の壁が岩肌のまま。天井が低くて湯気がこもり、ほとんどサウナでした。2軒目は立ち湯のある宿で、首まで浸かると足元から気泡が上がってきて、強炭酸泉ってこういうことか、と体感した瞬間。3軒目は川沿いの露天で、紅葉を眺めながら入れる絶景湯。夕方に行ったので、夕日が川面に反射して本当にきれいでした。
同じ温泉街の中で、ここまで泉質と雰囲気が違うのかと驚きました。入湯手形なしで黒川に行くのは、半分損していると思います。
食事で後悔しなかった宿選びのコツ
黒川の宿選びで一番悩むのが、夕食のボリュームです。同じ価格帯でも、品数が10品ある宿と、18品ある宿があって、口コミを読まないと判断できません。私が次に予約するなら、まず口コミの「食事」の項目に絞って読みます。「量が多くて残した」という書き込みがある宿は、ほぼ間違いありません。
今回泊まった宿は品数12品で、正直ちょっと物足りなかったです。前菜、造り、焼き物、煮物、揚げ物、蒸し物、止椀、デザート。標準的な旅館会席でした。黒川クラスの宿代を払うなら、もう少し攻めた料理を食べたかったのが本音です。
予約サイト、さらに詳しく使い分けの話
表にはざっくりまとめましたが、もう少し深く書いておきます。じゃらんは「ポイント+クーポンの合わせ技」が強くて、月初のクーポン配布日に狙いの宿が対象になると一気に安くなります。楽天は楽天スーパーセール(年4回)と5と0のつく日がピンポイントで強い。一休はタイムセールとダイヤモンド会員向けの特別プランがあって、高級宿志向なら外せません。
私の結論は「先に一休で相場を掴む → じゃらんと楽天で同プラン価格を比較 → 最安値で確定」。この順番にしてから、宿泊費で後悔することが激減しました。今回の3,200円の損も、この順番を守っていれば絶対に防げていました。
家族で行くなら絶対チェックしたいこと
黒川は大人の温泉街、というイメージが強いですが、家族向けの宿も実はあります。貸切風呂がある宿、子ども用の浴衣を用意してくれる宿、夕食を部屋食にできる宿。小さいお子さんがいる場合、大浴場マナーを気にしなくていい貸切風呂プランは本当にありがたいです。
私の友人は小学生の子ども2人を連れて黒川に行ったんですが、大浴場で子どもがはしゃぎすぎて注意される、という場面で気を揉んだらしい。最初から貸切風呂付きの宿にしておけば良かった、とこぼしていました。
黒川のアクセスで失敗しないために
黒川温泉は熊本空港からも福岡空港からも2時間前後かかります。レンタカー移動が前提で、公共交通はかなり不便です。高速バスも出ていますが本数が少ないので、スケジュールがシビアになります。
初めてなら、阿蘇くまもと空港からのレンタカー一択で良いと思います。途中のミルクロードが絶景で、寄り道するのも楽しいです。草千里、大観峰あたりで30分休憩を入れると、到着時のテンションがさらに上がります。
※ 関連記事:黒川温泉で入湯手形を使い倒した話
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次回は春の新緑の時期に、高台エリアの宿に泊まってみようと思っています。同じ温泉地でも季節とエリアでこんなに印象が変わるのは珍しい。予約サイトの比較だけは、次こそちゃんとやります。


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